「デュアルSIM」が検索サイトで急上昇ワードに
先日発生したauの通信障害では、数日間にわたり、多くの人に影響をもたらしました。このとき、検索サイトでは、「デュアルSIM」という検索ワードが急上昇しました。
目次
これまでデュアルSIM対応の端末は少なかった
日本ではこれまで、デュアルSIM対応の端末は殆ど普及していませんでした。
日本の携帯電話端末は、その殆どがキャリアから発売されていた期間が長かったため、他のキャリアは利用できないようになっていました。今もその名残りで、キャリアから発売された端末は、SIMロックが解除されていても、他キャリアのSIMを利用することを想定していない仕様になっています。キャリアからすれば「デュアルSIMなんてもってのほか」だったのかもしれません。
今回の通信障害は、日本でデュアルSIM対応の端末が普及するきっかけになるかもしれません。日本における携帯電話のあり方が、大きく変わるでしょう。
おすすめのデュアルSIM対応端末
AQUOS sense 6 SIMフリー版
デュアルSIM対応端末でおすすめなのは、AQUOS sense 6のSIMフリー版です。64GBモデルと128GBモデルがありますが、128GBモデルをおすすめします。
他のメーカーにもデュアルSIM対応の端末はありますが、防水防塵に対応していなかったり、一部キャリアの周波数に対応していなかったりするので、AQUOS sense6のSIMフリー版128GBモデルが一番のおすすめです。国内メーカー製ならではの、安心感がありますね。
ただし、この機種は物理SIMが1枚しか挿入できないので、デュアルSIMで使う場合、もう1回線はeSIMを利用するしかないようです。
AQUOS sense6は、SIMフリー版とは別に各キャリアから発売されているモデルもありますが、キャリアモデルはストレージが64GBしかなく、プリインストールアプリが大量に入っているのでおすすめしません。特にドコモ版は価格が異様に高く、eSIMに対応していないので、絶対に買ってはいけません。
OPPO Reno7 A
イチオシは「AQUOS sense6 128GB」ですが、対抗馬の「OPPO Reno7 A」もコスパがいいです。
「OPPO Reno7 A」は、「SIMフリー/MVNO/楽天版」・「au/UQ版」・「ワイモバイル版」の3種類がありますが、おすすめは「SIMフリー/MVNO/楽天版」です。
「OPPO Reno7 A」の実機を購入してレビューすることも考えましたが、最近金欠気味なので断念します。
iPhone SE(第2・第3世代)
iPhoneでも、SEの第2・第3世代はデュアルSIMに対応しています。物理SIMは1枚しか挿入できませんが、eSIMと併用することで、デュアルSIM運用が可能です。iPhoneは端末の価格が高いですが、SEの第2・第3世代はさほど高くないので、「どうしてもiPhoneじゃなきゃ嫌だ」「アップルウォッチを使っているので、iPhoneじゃないと困る」という人は、SEの第2・第3世代を使ってみるのもいいでしょう。
XR・XSシリーズ以降(11/12/13/14の各シリーズを含む)も一応、デュアルSIMに対応しており、これらは物理SIMを2枚挿入することも可能ですが、端末の価格があまりにも高すぎるので、おすすめはしません。
【注意1】iPhoneでデュアルSIM運用を行うためには、必ずiOSをバージョン15.2以降にアップデートしてください。アップデートしないと、緊急通話(警察・救急・消防への通報)ができない場合があります。なお、2022年9月11日時点での最新バージョンは、8月17日にリリースされた、iOS15.6.1です。
【注意2】iPhoneを楽天モバイルで使用する場合、楽天リンク利用者同士の通話は発着信とも楽天リンクで可能ですが、楽天リンクを利用していない相手との通話は発信のみが楽天リンクで可能です。楽天リンクを利用していない相手からの着信は、iOS標準の電話アプリでしかできません。SMSについては、楽天リンク利用者同士であれば楽天リンクでの送受信が可能ですが、楽天リンクを利用していない相手とのSMSは、iOS標準のメッセージアプリでしか送受信できません。
おすすめの格安SIM
デュアルSIMにおすすめの格安SIMは、「ワイモバイル」「NUROモバイル」「IIJmio」「楽天モバイル」です。特に「ワイモバイル」と「IIJmio」の組み合わせがおすすめです。
ワイモバイル
ワイモバイルは、基本料金が安い割には通信品質が高いです。他の格安SIMより通信速度も速く、電波も強いです。ドコモ回線やau回線は4Gしか入らないエリアでも、ワイモバイル(ソフトバンク回線)は5Gが入るというエリアもあるようです。
ワイモバイルでは、eSIMサービスも提供されています。通話定額オプションも利用できるので、メイン回線として使うのにおすすめです。
ただし、ワイモバイルには容量を使い切ったときの「バースト機能」はなく、チャージ料金も高いです。
IIJmio
新しくSIMフリーのデュアルSIM対応端末を購入するなら、IIJmioがおすすめです。IIJmioは、ドコモ回線・au回線から選べます。
IIJmioはeSIMサービスも提供していますが、IIJmioのeSIMサービスはドコモ回線のみで、データ専用SIMとなっています。音声通話とSMSは利用できませんので、通常の物理SIMを使うことになります。
既にデュアルSIM対応の端末をお持ちの方も、サブ回線はこちらを使ってみるのも、いいかもしれません。IIJmioは容量チャージの料金が安いので、イチオシです。
NUROモバイル
既にデュアルSIM対応の端末をお持ちの方には、NUROモバイルという選択肢もあります。
NUROモバイルは、「バリュープラス」と「ネオプラン」の2つのサービスが提供されており、「バリュープラス」はドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線のマルチキャリアに対応しているので、サブ回線として使うのにおすすめです。
ただし、サブ回線のキャリアを選ぶときは、メイン回線のキャリアとは別のキャリアを選ぶことをおすすめします。
楽天モバイル
もし、楽天モバイルの自社回線エリア内にお住まいであれば、楽天モバイルをサブ回線に利用してみるのもいいでしょう。メイン回線として使うのもアリです。楽天モバイルはeSIMに対応しています。
ただし、プラスメッセージは利用できないので、Android端末では「Rakuten Link」アプリを使ってメッセージを送受信する必要があります。楽天モバイルは、iOS端末との相性が良くないです。
キャリアモデルはおすすめできない
上記のように、各キャリアは「デュアルSIMなんてもってのほか」と考えているようなので、キャリアモデルでは、デュアルSIM運用はできないものと思ったほうが良さそうです。
販売価格もSIMフリー版より基本的に高く、一部キャリアの周波数に対応していない機種もあるので、キャリアモデルの購入はおすすめしません。
